こんにちは。はじめまして。プライミング代表の室井俊男です。
売上向上コンサルタント、研修講師、また次代の若者育成をしたいという想いから大学で教鞭もとっております。
「一生死ぬまで成長し続ける!」
これは、私が大事にしている人生目標の一つです。
ですから、出会うこと、実践したことの全てが学びです。そして、ビジネスの世界で生きている私は、学んだことが「いま、できているか?」を自分に問う毎日です。
でも、正直言いますと、ここだけの話、しんどい時もあります。(笑)
100%できているとも、とても言えませんしね。
つくづく未熟な人間だと思います。
私は、それでもいいと思っています。それだからいいというべきでしょうか。
大事なことは目指す方向に歩みつづけることですから。
大事なことは、ここぞという時に、自分のチカラを出せる状態を作っておくことです。
そのためには、ときにはゆるむ時も絶対に必要です。
その時間が次へのエネルギーを生み出すからです。
バブルが崩壊して数百億の負債を抱え、その後、見事に復活した経営者の方々が共通しておっしゃっていた言葉は「本当に苦しい時、ダメだと思ったときはもう笑うしかなかった。」
私自身もその時、規模は1ケタ小さいながらも似たような状況でしたので、大きくうなづいたのを覚えております。そして、そのとき「笑えた」方々が復活できたのです。
いま、日本は本当に大変な困難に投げ込まれました。被災地の方々の状況を考えると本当に心が痛みます。しかし、いまこそ我々が日本の未来創りに持てるチカラを注ぐときです。
そのためには、まず自分の元氣を点検し、充填していただく事が必要です。
さて、今回、明日香出版社様に大きなチャンスをいただき、『誰からも頼りにされる人の仕事のやり方』を執筆させていただきました。
本の題が決定した時、浮かんできた情景があります。数年前、ある上場企業の部長研修で、「部下に本当は、どう思われたいですか?」という質問にほとんどのかたが「頼られたい。」「頼りにされたい。」と書いていた事です。私は、本当の心に触れた気がして涙がこぼれました。皆さん素敵な方々でしたから、決して部下との関係が悪いとも思えないのですが、心の底ではそう感じているのでしょう。
この本は、私がいままでの人生を振り返って、私が頼りにしたいと思ってきた方たちからの教えのうち、自分で実践してきた事や、私が人様から頼りにされている点が僅かでもあるとするならば、それを培ってこられたのはなぜなのか。何を自分の血肉としてきたのかをまとめたものです。
ここが肝だったな。あるいは自分が20代、30代のころもっと早く教えて欲しかったなと言うことを中心に書かせていただいております。
私にとって、本書を書く事は新たなチャレンジでした。
なんでも、実際にやって見ないと本当の姿は見えてこないものです。本書を書き上げる過程で、上手く言いたい事がまとまらず、何度か挫折しかけたことがありました。その度に、「この本をなんのために書くのか!一人でも多く、いや、たった一人でもこの本を読んで前に進むきっかけをつかんでくれたら!笑顔になってくれたら!輝いてくれたらこんなに嬉しいことはない!」と、最初の動機を思い出しエネルギーをフル充填してかきあげました。
私の本を読んでいただいた方が、さらに楽しんで自分のビジネス人生を輝かせていただくことにまっしぐらになっていただくことが私の喜びであり祈りです。それでは、また本の中でもお会いできるのを楽しみにしています。
感謝。 室井俊男